ABOUT TURKEY

トルコについて

トルコ料理・トルコの食文化 GASTRONOMIC CULTURE IN TURKEY

「空腹で物見遊山するよりも、食べすぎて死ぬほうがマシである」
こんな諺もあるほど、トルコの人は食べることが大好き!

国民の大多数がイスラーム教徒であり、トルコは中東国のイメージがありますが、実は国の大部分がヨーロッパに一番近いアジアの大地・アナトリア(小アジア)にあり、近隣諸国はギリシャ、ブルガリア、グルジア、アルメニア、イラン、イラクがあります。アジアとヨーロッパの境界に位置し、二つの世界の交差点として、また、シルクロードの中間地域でもあるため、トルコの料理は、豊富な香辛料や食材を用いた、非常にバラエティに富んでいます。調理法もグリルや煮込み、揚げ物などさまざまです。

トルコ料理とは、定義が難しいのですが、遊牧民が食べていた食事と、今のアナトリア半島に定住していた住民が食べていたものとが合わさり、さらに1071年に中央アジアから大量に移住してきた人々が持ち込んだ食材もそれらに加わったと言われ、それらを称して「トルコ料理」とされています。

 

トルコ料理というとシシカバブ(ケバブ)を思い起こす人も多いのではないでしょうか。
これは牛肉や羊肉(宗教上豚肉は食べません)と野菜などを串に刺して火であぶったものです。シシ(is)が「串」で、ケバプ(kebap)が「焼き肉、焼いたもの」(ケバブ[kebab]は変化形)。つまり、「串焼き」です。
また、串を垂直に立てた台に、羊肉と牛肉を重ねて巻いた固まりをその串に刺して、ぐるぐる回しながら炭火であぶり、その表面の焼きあがった肉を削ぎ切りにして食べる料理、これが有名なドネル・ケバブです(ドネル「doner」とは回すという意味)。

もともと、トルコ料理の起源の一端である遊牧民の普段の食事には羊、牛、馬といった肉は登場しませんでした。不動産を持ち得ない彼等にとっての唯一の換金性のある財産がそういった動物であり、それゆえ普段の食卓に肉料理が上ることはあまりありませんでした。
そこで食卓ではチーズ、バター、そして移動先での野菜、果物が使われました。

 

中央アジアから運ばれてきた野菜はニンジン、セロリ、きゅうり、レタス、大根、茄子など。
アナトリア台地にあった、タマネギ、ホウレン草、りんご、梨、プラム、ブドウ、マスクメロンなど、そして、地中海沿岸で出来たキャベツ、カリフラワー、アスパラガスといった豊富な野菜、果物が、領土の拡大に伴い食卓を彩るようになりました。

また、黒海、エーゲ海、地中海といった、三つの海に囲まれたトルコでは漁業も盛んで、そのような地域では魚もよく食べられます。タイ、ヒラメ、カレイ、スズキ、サバ、イワシといった魚の料理が見られます。

主食は米ではなくパン食文化圏に属します。ライスはあっても付け合わせで、食事の時には必ずパンを食べます。トルコ料理は野菜が多く、また、香辛料が多く使われていますが、全体的にはとてもマイルドで日本人の舌にもとてもよく合います。
シルクロードを渡って到着した中国食文化の影響も多くみられ、水餃子(マントゥ)や春巻き(シガラボレイ)やなども「トルコ料理」のなかに登場します。

トルコでは現在も遊牧生活を続ける人がおり、彼らの作る独特のパン(ピデ)がピザの原型ではないかという説もあり(「ピデ」「ピタ」という語がピザの語源であるといわれる)、その上にひき肉や野菜、チーズなどを載せて焼いて食べています。

また、トルコ料理はフランス料理、中華料理と並び「世界三大料理」であるとも言われています。

 

 

トルコの朝ごはん BREAKFAST OF TURKEY

一般的な朝食メニューはエキメック(フランスパンに似たパン)、それにメレメン(卵料理)、チーズ、オリーブ、そしてチャイ(紅茶)。
エキメックは毎朝その日に食べる分だけをパン屋で買って、それにメレメンやチーズをはさんで食べます。
チーズはペイニール(羊のチーズ)。自家製のペイニールを1年程塩水に漬けておき、その塩水を洗って食べます。塩漬けのオリーブはゼイティン。塩味が強くて、日本の梅干のような存在です。


トルコのヨーグルト YOGURT OF TURKEY

東西文化が交差する要所に位置し、もともと遊牧民族の国ですから、ヨーグルトの歴史も長いのです。
料理の約7割には、ヨーグルトがふんだんにつかわれ、ヨーグルト料理のバリエーションは世界一です。
ヨーグルトは夏には羊乳から、他の季節は牛乳からつくられます。
山野で放牧されていろいろな草葉を食べた羊の乳には、独特の香りがつき、それから作るヨーグルトはとても美味しいのだとか。
暑い夏場には、ヨーグルトときゅうりのサラダ「ジャジュック」が毎日欠かせず、トマトや玉ねぎ、ピーマンなどのミックスサラダにもヨーグルトをかけます。
「アイラン」というしょっぱいヨーグルトドリンクもあり、暖かい料理にもまるでソースのようにヨーグルトをかけて食べます。
トルコの人達にとって、ヨーグルトは強く若々しいキレイな身体を作り、生きるための力を与えてくれる大切な食品。心がリラックスして疲れも取れ、よく眠れるので、就寝前に食べることも多いそうです。


トルコ人はとても親日的 PRO-JAPANESE

トルコ人自体は情に厚く、お世話好き。そしてそのほとんどが親日家です。
では、なぜ親日的なのでしょうか? 
それは、トルコ・日本の友好的な歴史関係が背景にあるようです。
日本・トルコの友好秘話としては、感動的な「エルトゥールル号遭難事件」が有名です。

1890年にオスマン皇帝が日本に派遣した特使一行を乗せたエルトゥールル号が暴風雨に遭い、和歌山県串本町沖で遭難するという事故が起きました。村人たちは、自分たちの食べ物がなくなっても遭難したトルコ人を助けた、という話です。
また、その後、トルコは日露戦争の際、ロシアの黒海艦隊が日本海へ向かうバルチック艦隊と合流できないように、ボスポラス海峡を封鎖したり等の、トルコの恩返し的なエピソードもいくつかあります。

その中で最も有名なのが、1985年のイラン・イラク戦争の際のエピソードです。

1985年、イラン・イラク戦争が開始された際、多くの日本人がイランのテヘランにいました。
緊急出国をしようにも、テヘラン上空を飛ぶ航空機は民間機も無差別に撃墜するという声明の中、民間機の発着数は激減し、欧米の航空会社は自国民救出を優先させた為、日本人の多くが搭乗を拒否され、200人余りの日本人が取り残されました。その時トルコ政府は日本人の救出の為だけに、戦火の中へトルコ航空の航空機を派遣し、日本人をテヘランから救出したということです。
トルコ政府はこのとき「エルトゥールル号のお返しだ」と説明したと言われています。

また、言語に関しても、トルコ語は日本語と同じウラル・アルタイ語族に属し、文法的には同じです。
このようなことも踏まえ、トルコ人と日本人がモンゴル高原に同じ起源を持つ兄弟民族であると考え、親しみを感じるトルコ人も多いようです。


トルコに関する基礎データ THE BASIC DATA


国名:トルコ共和国
面積:780,580km2 (日本の約2倍)
人口:7,206万人(2005年7月1日現在の国家統計庁推計)
首都:アンカラ
公用語:トルコ語
宗教:イスラーム教(99%)、その他キリスト教、ユダヤ教など